【猫のいい話】 猫好き夫婦。 ある日、猫掲示板を 見ていたら ある書き込みが 目に飛び込んできた・・・

結婚を機に引っ越すことになった。

妻も私も猫好きなので少し割高では

あるがペット可の賃貸住宅を選んだ。

二人とも『例の組織を信じてる派』

だったので、あせらず遣わされるまで

待とうという態度だった。

夫婦そろって事あるごとに

「猫が来ますように」と祈っていた。

が､しかし､引っ越してから1年以上

経つのに遣わされる気配さえなかった。

このような切迫した状況の中、私たちは

緊急夫婦会議を開くことになった。

議題は『深刻な猫不足問題について』。

結論としては『こちらからも

積極的に猫にアプローチしていこう』

という事になった。

そんなある日、何気なく妻と

犬猫の掲示板を見ていたらある

書き込みが目に飛び込んできた。

『助けて！へその緒がついてる

子猫を保護。当方ペット不可住宅のため

飼えません(涙)』

住所は市までしか記載がなかったが、

車で1時間もあれば行ける距離。

メールでやり取りしてその日のうちに

譲り受けることになった。

状況によっては一刻を争うので

病院に連絡して

すぐ診てもらえるように手配した。

見てもらったところ、

生後3日くらいとのことだった。

子猫にミルクをあげるための

先にシリコンのついたシリンジと、

レンチンで使える保温用の

ジェルみたいなものをいただいた。

先生からは「もしものことがあっても

仕方がない事」

みたいなことを繰り返し言われた。

というのも､どうやら私たち夫婦が

そろってポロポロ

泣いていたからだと思われる。

なぜだかわからないけど、

勝手に涙が出てたんだよね(笑)。

それから猫は何ごともなく元気に育ち、

2年経った今では

とうとう8キロ弱の大猫になった。

にしても、

腹に乗られるとけっこう効きます(笑)。

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