私は夫と猫と
3人暮らしをしている主婦。
アパートの隣にゆるふわで天然な
感じの女の子(見た目)が住んでいる。
その女の子が少し前に
汚れたダンボール箱を抱えて
「ニャーニャー」言いながら
歩いて来た。
(ちなみに「ニャーニャー」言ってた
のは女の子本人)
「どうしたの?」と話しかけたら
「『大丈夫だよ』って話しかけたの
ですが通じないようです」って
ちょっと困った笑顔を見せる女の子。
箱の中は3匹の子猫だった。
どうやら、近くの公園の駐車場の
隅っこに捨てられていたらしい。
子猫たちを少しキレイにしたら
病院に連れて行くとのこと。
よく見ると、
女の子の手や白いワンピースの袖が
真っ黒になっていた。
『この子、いい子なんだな』と思った。
「キレイなダンボールがあるから
組み立てて持っていこうか?」と
私が言ったら、
「ホントですか、助かります!」と
透き通るような素直な笑顔。
『この子、女の私から見ても
かわいいわ~』と思った。
その日から、静かにしていると
女の子の部屋から
「ニャーニャー」という子猫の声が
聞こえてくるようになった。
ここの壁って意外と薄かったのね。
気をつけねば…(;^ω^)
すると、女の子の声も
聞こえてくるようになった。
よく聞いていると『イサキ』とか
『メバル』とか『キビナゴ』など
魚の名前が聞こえてくる。
どうやらそれが猫たちの名前らしい。
「キビナゴおいで~」とか言ってるし。
先日なんか、
ボヤ~と一人でお茶してたら
「こらイサキ、三枚おろしにしちゃい
ますわよ!」とか物騒なこと言ってて
思わずコーヒー吹いた。
先日その女の子がいつものお礼にと、
ハマチの刺身を持って来た。
なんでも父親が釣り好きで、帰りに
寄って持ってきてくれたらしい。
で、さばいたのは女の子本人とのこと。
子どもの頃から父親に連れられて
自分も釣りに行ってたらしい。
「だからね~」と私が言ったら、
「聞こえてました?はずかしい~」と
ちょっと顔を赤らめて笑顔。
「あ、ちょっと待ててくださいね」と
女の子は部屋にパタパタと戻って
小さく切った刺身を「うちの猫用に」
と小皿に入れて持ってきてくれた。
『いや~この子、いい嫁さんになるよ』
と、悪妻である私は思った(笑)。
『地域猫ボラさんにごはんを貰う、地域猫の茶トラのやっくん♂』
※動画の猫はうちの近所の地域猫たちです。 私たちの動画で地域猫への理解が広がってくれると嬉しいです。 |
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