季節は夏。
約3年前から私は猫♂という
生物から支配されている。
私がベッドに横たわると
どこからともなく部屋にやって来る。
音もなく尻尾を
プルプルさせながら・・・。
猫はふわっとベッドに飛び乗り
「ニャー」と鳴く、牙がキラリと光る。
布団に入れないと
「お前の喉を掻っ切るぞ」
と言わんばかりである。
私はすかさず「イヤです」と答えた。
だって暑いんだもん。
そんな私の意見など意に介さず、
猫は手でホリホリしてくる。
「やめてください、訴えますよ
(誰に?)」と言って、布団の入り口を
ギュッとしても結局突破された。
猫は奥まで入っていき、Uターンして
強引に私の右脇に収まった。
「暑い・・・」でも私の場合、
夏でも布団が体に掛かっていないと
落ち着けない体質。
仕方がないのでそのまま眠りに就く。
寝苦しさを感じて目を覚ました。
すると、猫は私の上に乗っていた。
右脇は汗まみれ。
どうやら、暑くて布団の上に
移動したらしい。
ていうか、最初から暑かったじゃん。(´・ω・)(・ω・`) ネ
まあ、脇の下よりはいい。
しかし、今度は重くて寝苦しい。
(やっぱ暑いし)
全国の、いや、全世界の猫に
問いたい!「なぜ乗る?」
確かに私のベッドはシングルで
それほど広くはない。
しかし、私の上以外に
寛ぐ場所はいくらでもあると思う。
枕元でも足元でも右側でも左側でも、
いくらでもあるではないか。
ていうか、私が猫なら人の上という
選択肢はないと思う。
どう考えても寛ぐには不適当だと
言わざるを得ない。
まあ、そんなことを言っていても
仕方がないので、猫をどかすため
とりあえず横向きになる。
猫、落ちまいとヨジヨジして
態勢を整える。
私、猫をどかすため寝返りを打ち
反対側の横になる。
猫、落ちまいとヨジヨジして
態勢を整える。
私、…、猫、…、以下同文。
「水の上の丸太に乗るゲームかよ!」
なぜそこまで私の上に
乗ることにこだわるのだ。
しょうがないので、
そのまま寝ることに。
そして再び目が覚めた時には、
猫はいなかった。
リビングから
「腹減った、飯食わせろ!」
という猫の声。
目覚ましが鳴るまでは後1時間半、
無視して寝る。
すると猫、
走って来て私にダイビング!
仕方がないので、
眠い目をこすりながらごはんをやる。
いつか私が主導権を取って、
この支配からの卒業をしたいものだ。
『豆父、豆母と一緒に寛ぐ、地域猫茶トラのやっくん♂』
動画の猫はうちの近所の地域猫たちです。 私たちの動画で地域猫への理解が広がってくれると嬉しいです。 |
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