「モモちゃ~ん!モモちゃ~ん!」
と呼ぶと、
「ニャーニャー」言いながら遊歩道の
植え込みから出てきてくれる猫。
ひょんなことから知り合った地域猫で
名前はモモちゃん、ベッピンさんである。
そのベッピン猫モモちゃんに
出会ったのは数か月前のこと。
ある日の夕方、散歩していたら
遊歩道で野良猫に餌をやる人がいた。
私自身、猫は好きだが
『野良猫に餌をやるのはダメだろ』
と思い、咎める気で声を掛けた。
話を聞くと、その人は
『地域猫活動』をしているとのこと。
簡単に言うと、
地域で捨てられた猫などを保護して
去勢避妊(TNR)をなっているとのこと。
また、その猫たちがお腹を空かしてゴミ
などを荒らして迷惑を掛けないように
十分な餌を与えているのだそうだ。
驚いたのはすべてボランティアで
行われているということだった。
私はそのボラさんの独り言のように
つぶやいた言葉に心動かされた。
「この子(猫)たちは、人の都合で
捨てられて、人の都合で捕まえられて
怖くて痛い思い(去勢避妊)までした。
だから、せめて最期まで面倒見て
あげないとね…」
その言葉を聞いた私の思いは
大きく変化した。
そんな話をしていたら
1匹の猫が私の足にスリスリしてきた。
「あら、気難しいモモちゃんが珍しいね」
と言いながらボラさんが
「モモちゃんの大好物」と言って
私にちゅ~るを渡してきた。
そんなわけで、
いきなり餌やり体験をさせてもらえた。
その日から
私は地域猫が大好きになった。
特にモモちゃん。
毎日の散歩で
モモちゃんを撫でるのが習慣になった。
そんなある日のこと、有給で珍しく
平日の昼間に散歩をしていた。
すると、モモちゃんが
遊歩道の端で香箱を組んでいた。
私は嬉しくなり
「モモちゃ~ん!」と声を掛けた。
すると雀が2匹
パタパタと飛んでいった。
どうやらモモちゃんは香箱を
組んでいたのではなく、低い姿勢で
雀を狙っていたのだった。
モモちゃんは「あ~あ…」という顔を
して、私の元に歩いてきて足に猫パンチ。
そして私の前に座って
「うにゃうにゃにゃ…にゃごにゃ!」
遊歩道の真ん中で
長々と説教をされてしまった。
私はひたすら
「すいません」と謝るしかなかった。
にしても、いい歳したオッサンが
平日の昼間に猫に怒られている図は
他人から見ると
どう映っていたのだろうか・・・
『ボラさんにごはんを貰う、地域猫の白キジ猫のチコちゃん♀』
昨日?じゃなくて一昨日は、急な用事が出来て動画を休んでしまいすみませんでした。m(__)m にしても、年末ですねえ。 なんとなく気が急いてしまいます。 |
YouTube動画はこちらをクリック
コメント