『猫には命が9つある』という…。
ある日のこと、
夫が子猫を拾ってきた。
夫は仕事の帰りに
大きな公園を抜けてくる。
子猫はその公園の植え込みの中から
鳴きながら現れたらしい。
実はここ1週間、夫が通るたびに
鳴きながら現れては
途中までついて来ていたそうだ。
そしてなぜだか、他の人が通っても
現れず夫が来ると鳴きながら現れる。
どうして自分がターゲットになった
のか、全く心当たりがなかったそうだ。
でも触ってしまったら
子猫に人のにおいが付いて、親猫が
世話をしなくなるかもしれない。
そして何より
情が移ってしまうと思ったそうだ。
しかしターゲットにされて1週間、
とうとう夫は子猫の誘惑に負けた。
そして実際触ったら
今まで毛でわからなかったが、子猫は
ガリガリで泣けるほど軽かった。
夫は放って置くことが出来ず
そのまま連れてきたとのこと。
ふむ、当然の行動である。
もしそのまま子猫を
放って来たら私は夫のことを
グーで殴っていたであろうw。
私たちは子猫♀を思いっきり
可愛がった。名前はモモ。
ガリガリだった子猫は
美しいお嬢様になった。
実は私たち夫婦には
大きな悩みがあった。
二人とも子ども大好きなのだが、
なかなか授からずにいた。
ある穏やかな日の午後、
ソファーに座っていたら
モモが膝の上に乗ってきた。
私はモモを撫でながら、
無意識にこう思ってしまった。
『あなたの9つある命の
一つを私にください』と…。
ハッとした私は「ごめんね、ごめんね」
とモモに謝った。
モモは私の顔を見上げ
「ニャー」と鳴いた。
無意識とはいえ、身勝手なお願いを
してしまった自分が情けなかった。
2が月後、私は妊娠した。
翌年の5月16日に
元気な女の子が生まれた。
名前はモエ。
私たちはもう一人子どもが
欲しかったが、やはりなかなか
授かることはなかった。
モエが生まれて数年経ったある日、
夫がまた子猫を連れて帰ってきた。
聞けば、会社の事務員さんに
渡部(ワタナベ)という方がいるのだが、
その方が子猫を拾ってきたらしい。
そして、自分では飼えないからと
押し付けてきたらしいw。
その子猫も女の子でリリと名づけた。
リリが来て4ヶ月後に私が妊娠。
そしてなんと、下の子の誕生日が
上の子と1日違いで5月17日。
偶然としては出来過ぎている。
やはり下の子も猫と同じで女の子。
名前はシオリ。
先住猫のモモはモエにベッタリ。
リリは下の子のシオリに
ベッタリになった。
子どもが欲しくても
できない人も多くいます。
だから猫を飼ったら子どもが
授かるとは言えません。
でも私は、それぞれの猫が
一つずつ命をくれて
娘が授かったのだと思っています。
『遊歩道で寛ぐ、地域猫のグレーちゃん♀と黒猫のおともだちくん♀』
この動画はAIさんのコメントを元にお話を作らせていただきました。 AIさん、ご協力ありがとうございました。 この動画の収益の一部は地域猫活動に使わせていただきます。 |
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