【猫の不思議な話】 懐かない保護猫。 虫垂炎になり 猫に「いい子にしててね」 と言い聞かせて入院。 6日後、退院して 家に戻ったら猫が・・・

猫の不思議な話

保護子猫♀を引き取った。

 

楽しくてルンルンするような時を

過ごして欲しいとの願いを込めて

『ルン』と名付けた。

 

しかしルンはうちに来て2ヶ月経っても

なかなか懐いてはくれなかった。

 

そんな折、私が虫垂炎(盲腸)になり、

6日間入院することになった。

 

ひとり暮らしだったこともあり、

近くに住む仲のいい親戚に

ルンのお世話を頼んだ。

 

入院する前日、

私はルンに事情を説明した。

 

「ルン、私ね、明日から

お腹の病気で入院するの。

 

でも、この前遊びに来たともちゃんが

お世話してくれるからいい子にして

てね」。

 

ルンは行儀よくお座りして私の話を

聞いていたが、話が終わると

さっさと何処かに行ってしまった。

 

猫は人の気持ちを察してくれると

よく聞くので、ちょっと寄り添って

くれたりするのかな?と、

 

淡い期待をしていたが

やっぱりダメだった。orz

 

そして、いざ入院!

 

入院中、ルンの様子はお世話を頼んだ

ともちゃんが毎日報告してくれた。

 

ともちゃんによると、ルンは玄関まで

迎えに来ることはないが

 

ごはんのときは近くで

じっと座って待っているらしい。

 

触らせてはくれないが、隠れたり

威嚇したりはしていないらしい。

 

「すごくいい子にしてるよ~」

とのことだった。

 

私に対しても今までごはんのときに

近くで座って待つなんてことは

なかったからちょっと不思議だった。

 

もしかして

「いい子にしててね」という私の

いいつけを守っているのだろうか。

 

そしていよいよ退院の日。

ドキドキしながら玄関を開けたら、

 

なんと、ルンが迎えに来てくれた!

それどころか「ニャーニャー」

と鳴きながら足元にスリスリ。

 

まるで「いい子にしてたよ~、褒めて

褒めて」と言っているようだった。

 

私は思わず感極まって、

泣きながらルンを撫でた。

 

その夜、ルンは初めて

私といっしょに寝てくれた。

 

ちょうど私の盲腸の辺りに

半身を乗せてきた。

きっと温めてくれていたのだと思う。

 

その日から、ルンは普通に

撫でさせてくれるようになった。

 

でも、一緒に寝てくれたのは

あの夜だけ。

 

私はあの夜が忘れられなくて

仮病を使うのだが、

 

ルンはお見通しで

まったく相手にしてもらえないw。

 

『遊歩道の植え込みなどで寛ぐ、地域猫の黒猫のおともだちくん♀』

なんとなんと!初めておともだちくんが触らせてくれました。(*’▽’) はい、おともだちくんが何かを気にしてる隙にナデナデ。 豆父、感激です!

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