【視聴者さんの猫のかわいい話】 拾った時は子猫 1年後には10キロ超。 そんな猫が 切羽詰まった感じで鳴いていた。 心配しながら玄関を開けると・・・

放し飼いが普通だった時代に、

デンカという名の猫を飼っていた。

拾って来た時は確かに『子猫』だった。(たぶん生後3ヵ月位)

しかし、1年後には

10キロ超の巨大な猫になった。

なんでそんなにデカくなったのか？

それは、誰にも分からない。

(よく食べよく寝る子ではあった)

体がデカいのだから､さぞかしケンカが強いのでは？と思うかもしれません。

ところがぜんぜん弱かった。

体は大きいが気は小さい猫であった。

ある日の事、

学校から帰って来ると、

いつもは玄関前で待っているはずの

デンカが居なかった。

しかし、たまに遊びに夢中になり

帰る時間を忘れてしまうのか

後から来る事もある。(こどもかｗ)

今日は帰って来るのは夜かな？

そう思っていたらすぐに帰って来た。

玄関前で「家に入れてくれ～！」

と鳴いている。

しかし、ちょっと変な感じ？

切羽詰まっているというか…。

もしかしたら、ケンカに負けて

ケガをしているのか？

心配しながら玄関の戸を開けると

「ドドド～～～！」と

凄い勢いで入って来た。

何処に行くのかと思ったら

自分のトイレに直行！

ホッとしたような顔でオシッコを…。

心配して損した(笑)。

でも、よく考えたら外でいくらでも

オシッコくらい出来るだろうに。

気の弱いのデンカはきっと外では

落ち着いて出来ないのだろう。

どうりですぐトイレが汚れる訳だ。

当時は猫砂なんて売ってないので、

汚れた砂をビニール袋に入れて

バイクで河原に持って行って捨てて

新しい砂を入れて持って来る。

けっこうめんどくさい作業であった。

デンカはそんな私の苦労を

知ってか知らずか、

出すものを出してスッキリすると、

「飯くで～！」と、

ニャーニャーうるさい。

手間はかかるが、

憎めないかわいい猫であった。

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