【猫のほのぼの話】 寝苦しい夏の夜。 ようやく眠りにつくと 顔に違和感。 「金縛り?オバケ?」 恐る恐る目を開けると・・・

猫のほのぼの話

それは、ある寝苦しい

夏の夜のことであった。

 

夕食後、部屋で勉強に

いそしんでいた(大噓)私は、

 

カラスの行水で風呂を済ますと

布団の上に寝転がった。

 

その日は暑かったのでタオルケット

さえも羽織らず横になった。

 

そう言えば今日は、でぶ猫デンカ

(猫の名前)が帰って来てないな。

 

夜遊びしてるのか?まっ、そのうち

腹減らして帰ってくるか。

 

こんなときの為に

部屋の窓を少し開けてあるんだし。

 

寝苦しくて何度も寝返りを打ち、

ようやく眠りにつくと顔に違和感…。

 

何だろう、金縛り?オバケ?

 

怖いし面倒くさいしで、

これは気のせいだと思おうとしたが、

なんだか頭もやたらに重い。

 

やはり確かめるしか無いようだ。

 

勇気を振り絞って、

恐る恐る目を開けた。

 

すると、目の前にはシワシワで

毛むくじゃらな変なもの。

 

何なのか一瞬理解が出来なかったが

冷静になってよく見ると、

 

それは、でぶ猫デンカの

「肛門」だった。

(この紋所が目に入らぬか!)

 

そして、顔に感じた違和感はデンカの

「ニャンタマ」だった…。orz

 

おまけに頭の上に長いシッポが

まるでちょんまげの

ように乗っかっていた。

 

どうりで頭が重かったわけだ。

(ゆるしてちょんまげ)

 

ニャンタマを私の鼻に乗せ、

紋所を目の前に見せつけて

 

ぐっすり寝ているデンカの

お尻を私はグイっと押してのけた。

 

すると驚いたようにガバっと

起きあがったデンカは、

 

私の首に、でぶ猫ならではの

キャットプレス攻撃!

 

「暑い、離れろ~」と懇願するも、

まったく退く気配なし。

 

仕方がないので

「じゃあ煮干し10匹でどうだ?」

と、私は妥協案を提示した。

 

すると、でぶ猫デンカは『煮干し』

というワードに即座に反応した。

 

「煮干し、煮干し」という私を、

先導するように

台所に向かって行くデンカ。

 

そんな、でぶ猫デンカを見ながら

思わずにやけてしまった。

 

猫と生きるのはおもしろいけど、

それなりに大変だったりする(笑)。

『近所の地域猫の麦わら猫ピー助くん♂』

今日は、菅野裕之さんのお話を元に動画を作らせていただきました。 菅野裕之さんデンカ君との楽しいお話、ありがとうございました。m(__)m

※動画の猫はうちの近所の地域猫たちです。 私たちの動画で地域猫への理解が広がってくれると嬉しいです。

 

YouTube動画はこちらから見れます

526【猫のほのぼの話】寝苦しい夏の夜。ようやく眠りにつくと顔に違和感。「金縛り?オバケ?」恐る恐る目を開けると・・・

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