夫は猫が好きではない。
私は親の影響もあってか猫が大好き。
実家では3匹の猫と生活していた。
最近、その実家の猫が
1匹亡くなってしまった。
私に一番甘えてくる子だった。
自分でも驚くくらい落ち込んで
思い出しては泣いていた。
いつもは、ちびまる子ちゃん並みに
能天気な私が、そんな風に泣いている
ので、夫は心配してくれていた。
でもそんな私にどう接していいか
わからない様子だった。
そんなある日、
私は気分転換のため散歩に行った。
すると茂みからよろよろと
鳴きながら子猫が出てきた。
見ると、まだヨコミミの
本当に小さな子猫。
育児放棄でもされたのだろうか?
猫好きならこんな子を
放って置けるはずはない。
それよりも私は『この子は亡くなったあの子が遣わしたのだ』と確信した。
そうじゃなければ、このタイミングで
こんな出会いはあり得ないと思った。
私はすぐさま病院に連れて行き
その子を飼う態勢を整えた。
その日、子猫に対して一生懸命に
なりすぎた私は、
夕方になり、すでに暗くなって
きたことに気づかなかった。
私は暗くなった部屋で
「よしよし、かわいいねえ」と
ひとりでニヤニヤしながら
子猫の世話をしていた。
そこへ仕事から夫が帰ってきた。
子猫がいるなんて知らない夫から
したら、暗くなった部屋で
妻がニヤニヤしながら独り言を
言ってる状況は、かなりのホラーで
あったに違いないw。
電気をつけ、
「大丈夫、どうしたの?」と夫。
「この子かわいいでしょう。実家に
いた○○が遣わしてくれたの」と私。
「あ、あぁ…そうなんだ。え、その猫
飼うの?」と猫好きじゃない夫。
私はそんな夫の言葉を黙殺。
(´-ω-`) チーン
後に夫は「あの時の君はいろんな意味
で怖かった」というコメントを残した。
それにしても、私もこんな小さな
子猫を育てたことが
なかったので色々大変ではあった。
ミルクは何とか飲むのだが、
自分からごはんを食べてくれない。
体重もなかなか増えなかった。
その頃には夫も子猫にミルクを
あげたりして情が移ってきていた。
そんなある夜、子猫が初めて
自分からごはんを食べた。
私号泣!振り向いたら夫も号泣w。
(TдT) (TдT)
今では体重も6キロ以上になって、
夫の腹の上で
香箱を組んだりしている。
そんな猫に夫はデレデレ。
「猫の成長ってこんなに感動的
なんだあ」という夫。
うふふ、あと7ヶ月もすれば、
自分の子どもの成長を見れますわよ。
…まだ秘密しとくね。
『遊歩道で甘えたり寛いだりしている、地域猫の茶トラのやっくん♂』
動画の猫はうちの近所の地域猫たちです。 私たちの動画で地域猫への理解が広がってくれると嬉しいです。 |
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