獣医から「怪獣」と呼ばれる
激しい性格の
お嬢猫の下僕をしている。
例の感染症のお陰で
仕事が激減してしまい、
暇だけはある50代の
冴えないオッサンである。
お嬢との同棲生活も、
かれこれひと月半、
最近は秋も深まって
朝晩が肌寒くなってきた。
そんな寒さの影響か、さすがのお嬢も
おとなしくなってきた。
ここのところお嬢はオッサンの
ベッドの下でいつも寝ている。
しかしオッサンがベッドに近づくと
お嬢は走って逃げる。
「まて~!」と
50代の冴えないオッサン。
「私を捕まえてごらんなさ~い!
ホホホホホ~」と怪獣お嬢。
オッサンと怪獣お嬢の
ラブラブ鬼ごっこ。
(見るに堪えない…)
そんなある日、いつもは逃げるはずの
お嬢が逃げない。
・・・手を伸ばす、さっ、さわれた。
やったーやったーヤッターマン!(古)
捕獲してから2ヶ月、病院に行くのに
捕まえて以来初めてさわれた。
長かった・・・。(´-ω-`) カンムリョウ
オッサンは、しみじみ猫を飼って
良かったと思うのであった。
ところでオッサンの家は
海の近くにある。
したがって友達や親戚から
釣りたての魚をよく貰う。
その魚をお嬢にもあげていた。
美味しそうに食べる。
(´・ω・) ヨシヨシ
そこで、『お嬢は魚が好きなのだな』
と思い、
オッサンはお嬢の喜ぶ顔見たさに
スーパーで魚を買ってあげてみた。
「クンカクンカ…プイッ」Σ(゚Д゚) エ?
舐めもしない、他の魚でも駄目。
なんでやね~ん!
鮮度か鮮度なのか?
『よしわかった、それなら自分で
釣りに行こう!』ということで、
オッサンは暇にまかせて釣りに
行くことにした。(゚Д゚) シゴトシロ!
アジが釣れた→あげてみた→
美味しそうに食べる。
余ったので冷蔵した→あげてみた→
食べない。(どんだけお嬢やねん!)
でも、オッサンは
そんな毎日が幸せだった。
そのときオッサンは
後に起こるとんでもない事態を
想像することも出来なかった…。
その日は、朝から雲一つない
爽やかすぎるほどの快晴だった。
布団を2階の窓に干して、
お嬢のために、いざ釣りへ。
「釣れた釣れた!」と
オッサンはご機嫌で帰って来た。
「オーイお嬢、ごはんやで~!」
・・・シーン。
「ん、どこですか?」
・・・い、いない。焦るオッサン。
もしかして、
2階の窓から逃げたのか?
ふと振り返って外を見たら、
外でお嬢が嬉しそうに
走っているではないか。
(めっちゃ生き生きしているお嬢に、
イロイロ考えさせられるオッサン)
(´・ω・`) ……。
急いで追いかける→逃げる。
更に追いかける→逃げる。
更に更に追いかける→逃げる→
オッサン息が切れる。
見失う→捜しまわる→いない…。orz
ここでオッサン、考える。
(ポクポクポク、チ~ン!)
「ごはんや!」
捕獲したときみたいにケージに
ごはんを置いて様子を見ることに。
来た。でも、顔を見たら逃げる。
焦らず続けること十日、
捕まえられそうで捕まらない。
諦めずケージ作戦続行。
(あきらめたらそこで…by 安西)
(バスケがしたいです…by 三井)
それから更に数日後、
『とうとう、捕まえた!』
( ゚Д゚) トッタドー!
長かった~、二週間の脱走劇でした。
家の中に入りケージから出そうと
すると、今までにない暴れっぷり。
怪獣お嬢が、大怪獣お嬢に進化した。
痛い…、これはもう
お約束とか言ってられない。
よく見ると「お嬢あんた、お鼻ケガ
してますやん 美人が台無しやで」
『お外は怖い』と思ってくれんかな。
また初めからやり直し…。
っていうか、マイナススタートの
ような気がする。orz
『地域猫ボラさんにごはんを貰う、地域猫のグレーちゃん♀グレーちゃんの新しい動画がなくて過去動画を引っ張り出してきました。』
この動画は正一さんのグレイちゃん♀のお話を元に作成いたしました。 正一さん、お話を提供くださりありがとうございます。m(__)m 関連動画 お嬢猫とオッサン(出会い編) https://youtu.be/ACyiyyMMLBA お嬢猫とオッサン(病院編) https://youtu.be/PhAMLvz_HRo ※動画の猫はうちの近所の地域猫たちです。 私たちの動画で地域猫への理解が広がってくれると嬉しいです。 |
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