2年ほど前、
近くの公園に散歩に行った。
すると、ガリガリに痩せた
子猫と成猫の間くらいの
茶トラ猫がすり寄って来た。
撫でてやると、嬉しそうに
頭を押し付けてくる。
あごの下を撫でると、これまた
気持ち良さげにあごを押し付けてくる。
『これはかわいい！』と思って
そのまま連れて帰った。
どっから見ても野良猫だが、
一応交番には迷い猫として届けた。
病院に連れて行き、ふかふかベッドを
準備して、ごはんをたらふく与えた。
すると、あれほどスリスリデレデレ
だったはずの猫が、
ツンデレどころかツンツンになった。
正確にいうと、ツンツンツン……デレ
みたいな感じｗ。
人間というのは不思議なもので
そういうツンツンに慣れてしまうと
猫がたまにデレた時の
幸福感が半端ない。
身近なところで言うと、
いつも一生懸命働いているからこそ
休日が嬉しいみたいな感じだろうか。
そんな感じでツン猫と
2年以上暮らしているのだが、
最近こんなことがあった。
ふだん出張なんてない職場なのだが、
2泊3日の出張に行くことになった。
近くに住む弟に、猫のごはんと水と
トイレの世話を頼んだ。
私が家を3日も空けることなんて
猫を飼いだしてから初めてのこと。
さすがのツン猫も
「どこ行ってたニャ～ン」と
すり寄って来るに違いないと、
期待しつつ家に帰った。
私が家に入ると、うちのツン猫は・・・
普段とまったく変わることなく
いつものツン猫だった。orz
『ちょっと悲しい』と思いながら、
ベッドで横たわっていたら
出張疲れが出たのか、
いつの間にか爆睡していた。
ふと目が覚めたら、なんと、
ツン猫が左腕の中で、
私に体をくっつけて寝ていた。
そっと撫でると小さくゴロゴロ。
そして手で顔をキュンと隠した。
『うわ～！かわいい！』
もう脳内の幸せ物質、放出しまくり！
まさに、恍惚… (*´Д｀) ｺｳｺﾂﾍﾞｲﾍﾞｰ
そんな夢のような一夜が過ぎ、
次の日には、
ツン猫はいつものツン猫に戻ったｗ。
| 『地域猫ボラさんにごはんを貰い豆父に甘える、地域猫の茶トラのやっくん♂』
最近やっくんはケガをしてしまいました。 ボラさんの話では『ケンカではないか』とのこと。 徐々に良くなりかさぶたも出来てきました。 どうかご安心ください。 |
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