友人と猫の話。
その友人は猫好きだったのだが、
住宅事情でずっと猫を飼えずにいた。
昨年ようやく念願の
ペット可物件に引っ越した。
そして間もなく、生後半年くらいの
保護猫を引き取った。
よっぽど嬉しかったのか
何度か画像が送られてきた。
尻尾がポヨポヨした
かわいい黒猫だった。
猫が来て10日ほど経ったとき、
その友人が慌てた様子で
電話を掛けてきた。
猫が脱走してしまったとのこと。
「捜したが見つからない」と、
もう半泣き状態。
私も仕事を終えていっしょに捜すも、
普通に猫の姿さえ見当たらない。
「完全にオレの不注意だよ、
どうしよう」と落ち込む友人。
「もしかしたら帰ってくるかも
しれない」と、そんな彼に私は
慰めにもならないことを言った。
それから1週間ほど経って、
友人からまた連絡が入った。
聞けば、保健所に連絡したら、
それらしい子が届けられていて、
すでに昨日、引き取って来たと言う。
私は仕事帰りに友人宅に寄った。
するとなんと、尻尾ポヨポヨの黒猫が
2匹になっていたｗ。
なんでも、ほとんど同じ大きさの
2匹の黒猫を見せられて
「どちらですか」と聞かれたらしい。
友人は恥ずかしいことに
見分けることが出来なかったそうだ。
自信がなかったので2匹とも
引き取ることにしたとのこと。
まあ、引き取って脱走するまで
10日くらいだったし仕方ないと思う。
なんにしても「よかったねえ」
という事で一件落着に見えた。
しかし2日後、
友人からまた連絡が入った。
「とにかく来てくれ」とのことだった。
仕事帰りにまた友人宅に寄ると、
な、なんと⁉
猫が3匹になっていたｗ。
昨日、本物が帰って来たらしい。
見比べてみると本物は保健所から
引き取って来た2匹より若干大きかった。
友人が言うに、先の2匹は本物とは
遊び方や寝方が違ったので
「もしや？」と思っていたらしい。
しかし「違ったので返します」
なんてことは出来ないので、
そのまま飼うと言って
何気に嬉しそうだった。
心配していた相性も良かったようで、
今では3匹仲良く寝ているらしい。
| 『地域猫ボラさんにごはんを貰う、画面左から茶トラのやっくん♂、黒猫のちょんちょん♂、黒猫のおともだちくん♀』
今月も終わりですねえ。 昨日？からコミュニティで、うちの近所の迷い猫などを3匹続けて紹介したいと思います。 里親募集は今のところしないようです。 |
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