11年前、野良猫がうちの庭で
4匹の子猫を産んだ。
子猫は里親に、母猫は不妊手術の後、
うちの飼い猫になった。
子猫がいなくなった
寂しさからなのか、
猫は当時2歳だったうちの娘に
べったりになった。
遊んでるときも、寝ている時も、
トイレに行くときでさえ
娘について回っていた。
ある日、こんなことがあった。
いつものようにリビングで娘が
遊んでいて猫はそれを近くで見ていた。
娘がふいに立ち上がって
どこかに行こうとした。
すると猫はちょっと
しゃがれたような声で鳴いた。
それはまるで母猫が子猫を
呼ぶときの声のようだった。
猫は娘をしきりに鳴いて呼び止め、
引き留めようとして、足首を甘噛み。
一瞬、『娘が泣き出すのでは?』
と思ったが、
凄くくすぐったかったようで
娘は床に転がった。
「うううっ。きゃ~」と足首の方に
手をやり、笑いを堪えている。
すると猫は少し離れた私にも
聞こえるくらいゴロゴロ言いながら
娘の頭の方に回った。
そして娘の匂いを嗅ぎながら、
前足で娘の頭を押さえて
毛繕いをしている。
ときどき口に髪の毛が絡むらしく、
アウアウとなる猫がちょっと笑える。
きっと猫は娘のことを自分の子ども
くらいに思っているのであろう。
そういう事が結構あって、
もっと母猫モードが激しい時は
娘の襟首を噛んで娘をどっかに
運ぼうとすることもあった。
『いくら何でもそれは無理やろ』
と思いつつ微笑ましく見ていた。
娘はその時も「う~。くっくっく」と
首をすぼめて、くすぐったがっていた。
あれから10年以上の時が経ち、
前ほど頻繁ではなくなった。
でも思い出したように
たまに猫は母猫モードに。
ノリのいい娘は逆に、
子猫のマネをしている。
『遊歩道の植え込みの中で寛ぐ、地域猫のおともだちくん♀』
今日は12月14日、急に寒くなりましたね。 今年もあと半月です。 体調を崩さないようにお互い頑張っていきましょう! 『がんばろう!ねこぬこフレンズ!』 |
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