【猫のほのぼの話】 猫は私にベッタリ。 仕事の都合で県外に。 1年間の出向を終え、 母が「帰って来るよ」 と猫に伝えたら・・・

猫のほのぼの話

猫は私にベッタリ。

仕事の都合で県外に。

1年間の出向を終え

帰ってきた。

すると猫は・・・

 

 

 

うちの家族構成は、両親、妹、私(男)、

そして8歳の猫♀。

 

猫は私と妹が近くの公園に

捨てられていたのを拾ってきた。

 

猫は何故か妹より私にベッタリだった。

 

飯のときも勉強している時も

PCやってるときも

私の膝の上が猫の定位置だった。

 

そんな私が春から県外の関連会社に

出向することになり

 

実家を出て

独り暮らしすることになった。

 

引っ越し先には家具も家電も揃って

いたので荷物は着替えくらいだった。

 

『引っ越しします』という感じではなく

荷物も愛車の軽四で十分だった。

 

それでも猫はちょっとした変化を

敏感に感じ取っていたようだった。

 

特に引っ越しの1週間前くらいからは、

いつにも増して私に甘えてきた。

 

夜寝るときはいつも、自分の猫ベッドで寝ていたのに、私のベッドに来て

引っ付いて寝るようになった。

 

そして引っ越しの日になった。

 

その日も猫は、

朝まで私と一緒に寝ていたのに、

 

いよいよ出て行くという段になっても

顔を見せに来なかった。

 

妹がリビングのソファーにいた猫を

連れてこようとしたが、

 

かたくなに抱っこを拒んで

こっちに来ないらしい。

 

このまま猫と別れるのは嫌なので、

私が猫のところまで行った。

 

猫に「行ってくるね」と声を掛けた。

 

でも猫は私と目を合わせず、

フンって感じだった。

 

しかし猫は、

私が出て行った後もしばらくは

私のベッドで寝ていたらしい。

 

 

そして、出向期間も終わり

実家に帰ることになった。

 

母が「明日帰って来るよ」

と猫に伝えると、

 

妙にソワソワしだして明らかに

嬉しそうにしていたらしい。

 

しかし、いざ帰ってみると

猫の出迎えはなかった。

 

母がいうには

「猫は朝から玄関に座っていたが、

 

いよいよ私が来る時間になったら

どこかに走り去った」とのこと。

 

その日も私が猫の元に行って

話しかけても、引っ越しの日のように

とにかく無視。

 

それでも視線を感じて猫を見ると

「私は見てないわ!」

とばかりに目を逸らす。

 

夜になり、ようやく猫と目が合ったので

「一緒に寝よ」というと

 

「仕方がないわね」みたいにやって来た。

 

左脇に引っ付いてきたので

撫でるとゴロゴロ。

 

本当にうちのお嬢様は猫そのもの。

可愛くて仕方がない。

 

『地域猫ボラさんにごはんを貰う、地域猫のキジトラのミミちゃん♀』

やっくんたちとは違う地区の地域猫。 すごく人馴れしてるので、成猫ですが里親募集してみようか検討中。 もし里親さんになってくれる人がいるとしても、とりあえずの預かりさんがいない状況。 悩ましいところです。

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