もう、6年も前の話になります。
実家のリフォームのため、
姉の家に2ヶ月ほど
住まわせてもらうことになりました。
姉はシングルマザーで
5歳の娘さんとふたり暮らし。
当時ボクは実家で
1匹の猫(1歳♂)と暮らしていて、
その猫も一緒に住まわせて
もらうことになりました。
姉も猫が好きでしたし、
娘さんも大喜び。
ただうちの猫は、普通に里親募集で
もらってきた猫なのですが、
ちょっと不思議な雰囲気を持った
猫でした。
賢いというか、空気が読めるというか、
適切な表現ができないのですが、
猫というより人間のようでした。
ボクが仕事のことを考えている時は、
決して邪魔はしません。
でも、悲しくて落ち込んでいる時には
膝の上に乗ってきたりして
そっと寄り添ってくれます。
何より表情が豊かで、すごく
かわいい顔でニッコリ笑うのです。
(これに関しては
誰も信じてくれませんw)
姉の家にお世話になって
2週間ほど経ったある日。
姉と一緒に夕食の後テーブルで
コーヒーを飲んでいた時のこと。
リビングのラグの上で5歳の娘さんと
猫がじゃれ合っていました。
そのじゃれ合っている流れで
娘さんが猫の上に
覆いかぶさるような感じに。
すると幼い男の子のような声で
「痛いよ~つぶれちゃう」
って聞こえてきたのです。
ボクも姉もビックリして
顔を見合わせ、
娘さんは「ごめんね、ごめんね」って
猫に謝っていました。
そのとき、ゾッとしなかったと言えば
嘘になります。
でも、それ以上に
愛おしい気持ちが大きくなりました。
そして2ヶ月が経ち、猫を連れて
実家に帰ることになりました。
娘さんは「猫と離れたくない」
と泣きました。
残念ながら私と離れることに
関してはそれほど
悲しくなかったようですw。
うちの猫、7歳になって
ますます元気です。
人間の水洗トイレを使うようになり
ますます人間に近づいています。
(流しはしないけど)。
ちなみに姉の家には
今6歳になる猫がいる。
どうやらうちの猫と過ごした
2ヶ月がきっかけで
すぐ里親募集でもらってきたらしい。
「しゃべらないけど、かわいいよ」と
たまに姉から画像付きのLINEが来る。
『地域猫ボラさんにごはんを貰う地域猫のフサにゃん(性別不明)』
『しゃべる猫しおちゃん』似の長毛黒猫のフサにゃん。 もうちょっと人馴れしてればいいんですがね~ |
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