【猫の不思議な話】 精神を病んで実家へ。 猫部屋に住むことに。 猫に「ごめんね」と 言うと、猫が・・・

猫の不思議な話

転勤を機に

ひとり暮らしすることになった。

 

実家では私が出て行ってから

兄が結婚してそのまま親と同居。

 

兄のお嫁さんは猫を連れてきた。

生後7ヶ月の茶トラの男の子。

 

猫はスリスリゴロゴロで

家族みんなをすぐ懐柔して、

 

実家の私の部屋が

猫専用部屋となった。

 

そんな感じで、実家も私もお互い

平穏な日々を過ごしていた。

 

しかし、今年の4月になり私自身が

平穏ではなくなってしまった。

 

転勤先の営業所の所長が変わった

ことで人間関係に行き詰ってしまった。

 

結局私は

一時的に精神が病んでしまって退職。

 

私を独りにして置くのを心配した親に

「回復するまで実家にいてはどうか」

と言われ、実家に戻ることになった。

 

実家に戻ったら、

すっかり猫部屋になっていた部屋は

 

キャットタワーだけ残し、すっかり

元の私の部屋に戻してくれていた。

 

両親はもとより兄夫婦も猫も

出戻りの私を温かく迎えてくれた。

 

実家に帰ってから

1ヶ月ほど経ったある日。

 

精神的にも少し落ち着いてきたので、

いつまでも甘えているわけには

 

いかないと思い、

自分の部屋のPCで仕事を探していた。

 

すると膝に猫がやって来たので

モフモフさせて貰った。

 

最近寒くなってきたので

『ありがたいなあ』と思っていたら、

 

急に気持ちが落ちてしまい

泣きたくなってきた。

 

『私が帰ってきたせいでこの子の

居場所を取ってしまったんだよなあ』

と思ったら堪らなくなった。

 

私は泣きながら猫に言った。

「ごめんね、私のせいで居場所

取っちゃって・・・」

 

すると猫さまは、

本当にやさしい表情を私に向け

 

「気にしなくていいよ」って

小学生くらいの男の子の声で答えた。

 

私は驚くよりも気持ちに寄り添って

貰えた気がして号泣してしまった。

 

猫がしゃべったのはこの一度きり。

 

きっと信じられないと思うけど

本当の話なのです。

 

猫は絶対に人間の言葉も気持ちも

理解していると私は信じている。

 

『地域猫ボラさんにごはんを貰う、地域猫の茶トラのやっくん♂』

最近本当に日が短くなってきましたね。 この時期になると何とも言えない寂しさを感じます。 今日も【猫の不思議な話】これで3回連続です。 うちのお話の中で、不思議な話は人気なのです。

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331【猫の不思議な話】精神を病んで実家の猫部屋に住むことに。猫に「ごめんね」と言うと、猫が・・・
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