【猫の不思議な話】 夜10時過ぎに 祖父母の屋敷の 蔵の裏から方言まじりの 女の子の楽しげな会話。 『?』と思い見に行くと・・・

猫の不思議な話

十数年前、母方の祖父母の家に

遊びに行ったときの事。

 

祖父母の家は関西圏の

住宅街にあるのだが、

 

昔からの家で

蔵とかがあるようなお屋敷。

 

敷地も子どもならかくれんぼや

鬼ごっこが普通にできるくらい広い。

 

実際子どもの頃、

従兄弟たちとそうやって遊んだ。

 

その日も久しぶりに会った祖父母と

私たちの子どもの頃の話で

盛り上がり楽しい時を過ごした。

 

気づくと時間は、夜10時を過ぎていた。

 

そろそろ帰ろうと駐車場まで行く途中、

蔵の裏から話し声が聞こえてきた。

 

声の感じから中学生か高校生ぐらいの

女の子たちだろうか。

 

笑い声も混じって

楽しそうに話している。

 

この地方特有の関西系の方言交じりで

話しているのは分かったが

内容までは分からなかった。

 

にしても、塾帰りか何なのかは

分からないが、

 

こんな夜遅くに子供たちが

人の家の敷地に入り込んでいるのは

放って置けない。

 

『注意しなければなるまい』

と思って、

 

蔵の裏に回ろうと歩き出したら

楽しげな話し声が止んだ。

 

そして蔵の裏に出たが、

子どもたちの姿などなかった。

 

その代わり、警戒した顔をして

いつでも逃げられる態勢で

私を見ている猫が3匹。

 

猫は成猫というにはちょっと小さくて、

子猫と成猫の間くらいの猫たちだった。

 

お互い驚いた顔で、

しばし見つめ合う猫たちと私。

 

するとその中の1匹が

サッと奥の草むらに走り出した。

 

すると他の2匹も同じように

草むらの中に消えて行った。

 

私はしばらく状況がのみ込めず

呆然としてしまった。

 

今思い出しても

信じられないような体験なのだが、

不思議に怖いという印象はなかった。

 

『地域猫ボラさんからごはんを貰う、地域猫の茶トラのやっくん♂、黒猫のおともだちくん♀、黒猫のちょんちょん♂』

今日の午後は久々のお休みです。 何処かの紅葉でも見に行こうと思います。

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