妻は地域猫にごはんをあげる
手伝いをしている。
ボランティアさんのサポートという
立ち位置だ。
私も休日などは妻と一緒に
散歩がてら猫を見に行く。
もともと猫は好きでも嫌いでも
なかったが、
触れ合っているうちに、だんだん
可愛くなっていくから不思議だ。
特に愛想よく寄って来る、
ちょんちょんという名の
オスの黒猫が私のお気に入りである。
どこからやって来るのか
わからないのだが
妻が言うには
広い縄張りを持つボス猫らしい。
ちなみに『ちょんちょん』という名の
由来は、去勢前ちょんちょん(タマタマ)
が立派だったという理由らしい。
そのとき初めてタマタマのことを
ちょんちょんと言うのを聞いた。
「それは誰が名付けてどこの方言だ?」
と私は妻にしつこく問うたところ、
「そんなの知らないわよ!」
と妻に切れられ、真相は闇の中に…。
私はどうも納得いかないので
調べてみることにした。
ヤホー知恵袋によると、
女性の方のことを『おちょんちょん』
という有力な情報を得た。
そこで私が推測するに、
名づけた方が
逆の理解をしていたのではないか?
と思うのである。
まあ、そんな話はどうでもよいのだが、
そのちょんちょんと名のオスの黒猫、
愛想よく寄って来るだけではなく、
ものすごく賢い猫なのである。
というのも、ちょんちょんは初めから
私に愛想が良かったわけでなく、
実は仲良くなるまで約2ヶ月かかった。
妻に言わせると2ヶ月でちょんちょん
が人に気を許すのは早いとのこと。
どうやらちょんちょんは、
妻と私の関係性を見て
判断したのだと思われる。
また、ちょんちょんは
警戒心も素晴らしく、
道路を横切るときは必ず
見通しの良い場所で車の確認を
してから渡るのである。
そんな慎重なちょんちょんが
先日、驚くべき行動をした。
仕事の帰り、自宅からほど近い住宅街の、見通しの悪い狭い道路を
私はゆっくりと車を走らせていた。
すると、いきなり黒猫が飛び出してきて、
『急ブレーキ!』
で何とか止まることが出来た…。
ホッとした直後、先の路地から
子供が飛び出して来るのが見えた。
黒猫が飛び出さなかったら
子供をはねていたかも知れない。
当の黒猫は私の車の前で
へっちゃらで毛繕い。
( ゚Д゚) チャラ~ヘッチャラ~♪
よく見るとその黒猫は
ちょんちょんだった。
車を降りたらちょんちょんは
私の顔を見て「気をつけろよ」みたいな
感じで去っていった。
ちょんちょんのおかげで、
私とその子供のみならず、
多くの人が不幸にならずに済んだ。
ちょんちょんの好きな
ちゅ~るを買って
妻に渡しておこうと思う。
ちょんちょん、ありがとう。
『地域猫ボラさんについて行くシッポちゃん、後半は珍しく甘えるちょんちょん♂』
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