私は今、猫を3匹飼っています。
それぞれの子に
それぞれの出会いがありました。
ただ、3匹ともに共通しているのは
家の裏の小屋。
今日は初めて猫を飼う
きっかけとなった
あいちゃん♀の話を聞いてください。
私は、うん十年前に
東北の田舎にお嫁に来ました。
義父母も優しく、嫁である私を
大切にしてくれています。
住まいは完全分離の二世帯住宅
ですが、夕食だけは
義父母も一緒に食べています。
家の裏には、
小屋と呼ぶには大きすぎる
L字形の南部曲り家。
昔はそこに住んでいたらしい
のですが、今では昔の農機具や
使い方も分からない
ハカリなどが埃をかぶっています。
そして、そんな小屋で出会った
最初の猫、あいちゃん♀。
その出会いは
4年前にさかのぼります。
当時の私は、13歳の誕生日目前の
愛犬のチワワが亡くなり、
悲し過ぎて『もう2度とペットは
飼わない』と思っていました。
その10日後、
裏の小屋にハチワレの1歳くらいの
猫が来るようになりました。
顔の白黒具合が亡くなった愛犬に
似ていたので、放って置けなくて
ごはんをあげていました。
そんな日々を重ねるうちに私は、
愛犬が猫になって
戻って来てくれたのではないかと
思うようになっていきました。
そして、
『いよいよ明日お迎えしよう！』と
決意した矢先、
猫はパッタリと姿を
現さなくなってしまったのです。
次の日の夕食の時、
私は気になっていた猫が
いなくなった話を家族にしました。
すると義父が「実は・・・」と
話を始めたのでした。
実は義父も猫がかわいくて、
ごはんをあげていたとのことでした。
そして昨日、３キロほど離れた隣の
集落に行くため車に乗ろうとしたら
猫も乗ってきたとのこと。
ちょっとした用事だったので、
そのまま猫を乗せて行ったところ、
車の中が怖かったのか隣の集落で
ドアを開けたときに
素早く逃げてしまったそうだ。
しばらく探したが
見つけられなかったとのことだった。
それを聞いて、
私はただ悲しかった・・・。
でも、これも運命かと
泣く泣くあきらめることにした。
その2日後、
『抜け殻』とまでは言わないが、
気が抜けた私が洗濯物を干していた
すると後ろから「ニャー」という声。
ハッとして振り返った私の目に、
いなくなったはずの猫の姿が・・・。
どうやって帰ってきたのでしょう。
もう、涙が止まりませんでした。
そんな、
あいちゃんとの出会いでした。
ちなみに、義父もあいちゃんが
帰って来てホッとしていました。
最後まで私のお話を聞いてくださり
ありがとうございました。
| 『今は保護ボラさんに保護されているハチワレ猫のクッシーくん♂』
今日は、山本由美子さんのお話を元に動画を作らせていただきました。 あいちゃんとの素敵な出会いの話ありがとうございました。m(__)m 動画の最後の写真はお話のあいちゃんです。 ※動画の猫はうちの近所の地域猫たちです。 私たちの動画で地域猫への理解が広がってくれると嬉しいです。 |
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