【NNNな話】 数ヶ月前、愛猫が永眠。 車で30分の介護施設に 父の面会に行った。 すると人懐っこい黒猫 「うちに来る?」と 話しかけたら・・・

NNNな話

数ヶ月前、うちの愛猫の一匹が

眠りについた。

 

ようやく私も、もう一匹の愛猫も

気持ちが落ち着いて来た。

 

そんなある日、介護施設に

入所している父の面会に行った。

 

すると外に黒猫がいた。

 

介護士さんたちが撫でたりして、

可愛がっていたので

私も参加させてもらった。

 

介護士さんたちの話では

最近この辺りに

現れるようになったらしい。

 

「すごく人馴れしてるし、毛艶もいい

から飼い猫かなあ」などと話していた。

 

別に似ているわけではないが、

なぜかその黒猫を撫でているうちに

永眠した愛猫を思い出してしまった。

 

ゴロゴロいう黒猫に、何となく

「うちに来る?」と話しかけた。

 

すると黒猫はスッと立ち上がって

私の顔をじっと見た。

 

そして、

一度鳴いてどこかに去っていった。

 

『あれ、気に障ることだったかな』と

思ってちょっと気がかりだったが、

私も家に帰ることにした。

 

帰ったら、家の前に黒猫がいた。

 

その猫は介護施設で見た黒猫と

そっくりだった。

 

でも、介護施設から家までは

直線距離でも10㎞以上、

車でも30分以上はかかる。

 

途中寄り道もしなかったので、猫が

そんなに早く移動できるはずもない。

 

黒猫は私の顔を見て

「うん、間違いないな」と

 

確認したかのように

どこかに行ってしまった。

 

その日の夕方、そろそろ夕飯の支度を

しようと思っていたら、

 

猫タワーの上で寝そべっていた

愛猫が立ち上がって、キッチンの窓に

向かって「ニャー」と鳴いた。

 

見ると、キッチンのすりガラスの

向こうに、ぼんやりと黒い猫の影。

 

外に行き「おいで」と呼んだら、

そのまま玄関に入ってきたので

キャリーに入れて病院に。

 

黒猫は抵抗することもなく、

おとなしかった。

 

既に避妊手術も終わっている

女の子でした。

 

捨て猫なのか迷い猫なのか

分からないので一応交番に。

 

先住猫との相性も考えて

ケージに入って貰っていたけど、

 

険悪なムードもなかったので

1日で出してみることに。

 

はじめはよそよそしかったけど、

今では私のベッドの上で

絶妙な距離を保って寝ています。

 

ちなみに、

父入所の介護士施設の黒猫は、

今も介護士さんたちのアイドルです。

 

やはりうちの黒猫とは別猫でした。

(まさかとは思いましたが・・・)

 

この前、モフりながら

「うちに友達を派遣してくれたの?」

と聞いてみましたが、

 

ゴロゴロ言いながら気持ちよさそう

にしているだけで

何も答えませんでした(笑)。

『公園の東屋近くで寛ぐ、地域猫の黒猫のちょんちょん♂』

もう春ですねえ。 気がつけば、さくらが咲いていました。

※動画の猫はうちの近所の地域猫たちです。 私たちの動画で地域猫への理解が広がってくれると嬉しいです。

 

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