友人とサイゼでお茶しながら
喋ってたんです。
ふたりして猫好きだから、
猫の話で盛り上がりました。
まだ私はひとり暮らしになった
ばかりで、猫は飼っていませんでした。
(実家では3匹の猫を飼っている)
「これから猫を飼うんだったら
どんな猫を飼いたい？」って
話になりました。
そこで私が
「今だったら黒猫かなあ。
ちょっとだけどっかに
白い毛がある子がいいなあ」
って言ってたんです。
ちなみに友人は
「うちは2匹いるから間に合ってる
かなあ」という感じでした。
そんな話をした数日後、
散歩の途中でベンチに座っていたら
何だか視線を感じました。
ふと植え込みに目をやると、
なんと！植え込みの中に
大人の黒猫がいました。
よく見ると胸のところに
ちょっとだけ白い毛。
「『ここで待ってろ』って言われ
たんで…」みたいな顔で
黒猫はこっちをジーっと見てました。
手を差し出すと、無言でスリスリ。
私はその子に「ここで待っててくれる」
と言って、急いでホムセンに
キャリーバッグを買いに行きました。
キャリーバッグを買いに行って
戻るまで、約1時間弱。
『さすがにもう、いないかもなあ』
と思いながら戻ると…、
まだいました！「いつまで待たすん？」
みたいな顔で(笑)。
そのまま病院に連れて行きました。
猫エイズではありましたが、
人懐っこいかわいい女の子でした。
それからしばらく経った後、
また例の友人とサイゼで「そんなこと
って本当にあるんだねえ」と、
この一連の話で盛り上がりました。
で、その時もまた「どんな猫を…」
みたいな話になって、
友人がこんなことを言ったんです。
「子供の時から今まで飼ってきた子
が、白、黒、三毛、サバトラ、サビ、キジ、灰色だったから、
あと、茶トラの子が来れば一通りは
コンプしたことになるのかしら」
冗談交じりに話していました。
そして、そんな話をしたことも
忘れかけていた数週間後、
その友人から電話がきました。
友人は興奮した声で
「茶トラがきた～！」
話によると、洗濯物を干していたら
庭にノッシノッシと
茶トラ猫が入ってきたそうです。
「呼ばれたから来てやったぞ」
と言わんばかりに、
ゴロリと横になり
毛づくろいを始めたらしい(笑)。
病院に連れて行ったが
異常なしということで、
今はケージの中で先住猫との相性を
見ている状況だそうです。
それにしても、偶然にしては
出来過ぎた話で、ある意味恐ろしさを
感じるのは私だけでしょうか。
今では友人とふたりで「どこで
聞かれてるか分からないから、下手な
ことは口にできない」と震えています。
| 『遊歩道で寛いでいる、地域猫のやっくん♂とおともだちくん♀』
動画の猫はうちの近所の地域猫たちです。 私たちの動画で地域猫への理解が広がってくれると嬉しいです。 |
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