【猫のいい話】 夫のDVで 実家に出戻り。 テーブルで 頬杖をついて ボーっとしていたら 猫が来て・・・

猫のいい話

猫は言葉を理解しているというより、

人の気持ちを理解していると

私は思っている。

 

人が喜んでいる時や怒っている時、

そして悲しんでいる時などを

猫は敏感に察知しているのだと思う。

 

だからつらい時、寄り添ってくれたり

慰めてくれたりする猫がいるのだろう。

 

うちにいる寅さんもそういう猫。

 

茶トラの寅さんは私が高校生の時、

学校帰りの私に勝手について来て

そのままうちの猫になった。

 

私のどこを気に入ったのか

わからないが、寅さんは

いつも私のそばにいた。

 

寅さんはきっと私のことを

自分の娘か妹と思っているのだろう。

 

母の話では私が結婚して出て行って

しばらく、寅さんは私の部屋に入っては

寂しそうにじっと座っていたそうだ。

 

実は私の結婚生活は長くは続かず、

1年足らずで

実家に戻ってくることになった。

 

理由は夫の借金とDV。

 

情けない話だが、

恋愛中には全く気づけなかった。

 

ただ、寅さんは気づいていたようだった。

 

結婚前に元夫が家に来ても、寅さんは

元夫には近づこうとしなかった。

 

基本的に人見知りをしない寅さんが

近づかないなんて

不思議だとは思っていたが…。

 

まあ、今となっては後の祭りですね。

 

そんなわけで出戻ってきた私。

 

実家に帰ってきた日。

私はテーブルに頬杖ついて

ボーっとしていた。

 

すると普段はテーブルに乗ることの

ない寅さんがテーブルに乗ってきた。

 

(人がごはんを食べるところだと

理解しているようだ)

 

驚いていると、

寅さんは私の顔をやさしく見つめ、

片手を私の頬に持ってきた。

 

そして「よく帰ってきたな。

つらかったな」と言うように、

寅さんはポロポロと大粒の涙を流した。

 

それから幼い子をヨシヨシするように

肉球で私の頬を撫でてくれた。

 

私はそんな寅さんの前で堪えきれず、

大泣きしてしまった。

 

その夜、いつも寝るときは

自分の猫ベッドで寝る寅さんが

私の布団で一緒に寝てくれた。

 

しかし3日後にはいつも通り、

自分の猫ベッドに戻っていったw。

(意外と厳しい寅さん)

 

寅さんありがとう、私がんばるよ!

 

 

『豆父と豆母の散歩についてくる、地域猫の茶トラのやっくん♂』

動画の猫はうちの近所の地域猫たちです。 私たちの動画で地域猫への理解が広がってくれると嬉しいです。

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『豆父と豆母の散歩についてくる、地域猫の茶トラのやっくん♂』動画の猫はうちの近所の地域猫たちです。私たちの動画で地域猫への理解が広がってくれると嬉しいです。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーねこぬこにゃんこは、愛知県尾張地方の地域猫と、猫のほのぼのする話、猫の不思議な話、猫のいい話などを紹介しています。みな...

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