【猫のいい話】 病弱な娘がある日、 猫たちを見ながら ポツリと言った。 「猫って神様が・・・」

猫のいい話

うちの娘は子どもの頃、

病弱というかアレルギー体質だった。

 

小児喘息(ぜんそく)に

蕁麻疹(じんましん)。

 

特に喘息が酷い時には

普通に寝ることなど出来なかった。

 

布団の上で四つん這いになり

「ゼェーヒューゼェーヒュー」と

涙を流しながら呼吸をしていた。

 

親としては何とかしてあげたくて

病院という病院を回った。

 

大学病院では

アレルギー反応を見る注射を

娘の腕の内側に何か所も刺された。

 

注射など好きなはずもない娘は

目をつぶって黙って耐えていた。

 

それを見た私は

もう病院巡りはやめようと思った。

 

その注射で特に反応が出たのが、

犬、猫、豚。

 

うちは犬も猫も飼っていないが、

ハウスダストもよくないと

聞いたので掃除を徹底した。

 

それでも娘は疲れが出たりすると、

喘息は出ていたが

少しずつ良くなっているようだった。

 

そんな娘が小学6年生の時、

2匹の子猫を拾ってきた。

 

それを見た私は青くなって

「捨てて来なさい!」と

反射的に言ってしまった。

 

もう、喘息で苦しむ

娘の姿を見たくなかったのだ。

 

娘は泣きながら「2回も捨てられたら

この子たちが可哀想すぎる!」と

私に訴えた。

 

確かに娘の言う通りだと私は思った。

 

夫が帰って来るのを待って

話し合うことになった。

 

正直に言ってしまうと、

夫も私も猫が好きだった。

 

結論は『娘のアレルギーの様子を見て、

もしダメなら里親を探す』という事に

なった。

 

片手に乗るくらいの子猫が

寄り添いながらよちよち歩く姿は

まさに動くぬいぐるみだった。

 

しかし、

娘の喘息はその日から酷くなった…。

 

それでも娘は子猫たちと

触れ合うことを止めなかった。

 

1週間経ち、もう一度家族会議。

 

「やっぱり里親を探した方が

いいんじゃないか」という

私たちの意見に娘は言った。

 

「喘息がいくら酷くなっても、

この子たちと一緒にいたい!」

 

娘のその言葉に、ことの善悪は

別にして、私たちも

ギリギリまで見極めようと思った。

 

それから、幸いにも娘の喘息は

少しずつ、少しずつ良くなっていった。

 

耐性が出来てきたのか、たまたま

小児喘息が治まる時期だったのかは

分からない。

 

娘が高校生になった、とある休日。

私と娘はテーブルでお茶をしていた。

 

夫はリビングで、最近自分が

拾ってきた子猫と遊んでいる。

 

娘が拾ってきた猫は立派な

大猫に育ち、ソファーで団子になって

眠っている。

 

それを見て思った。

 

猫って子猫の方がかわいいと

思っていたけど、

大人の猫も同じくらいかわいい。

 

すると、そんな猫たちを見ていた娘が

ポツリと言った。

 

「猫って神様が世の中の

可愛いもの全部集めて『ギュッ!』

てしたら出来たんだと思う」

 

なんかその言葉にフフッてなった

けど、母は激しく同意だよ(笑)。

 

 

『豆父に甘える地域猫のやっくん♂とおともだちくん♀』

動画の猫はうちの近所の地域猫たちです。

私たちの動画で地域猫への理解が広がってくれると嬉しいです。

YouTube動画はこちらをクリック

https://youtu.be/hdns1eNP3nA

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