【猫のほのぼの話】 私は猫が嫌い。 それを知らない夫が 結婚記念日に 子猫を貰ってきた・・・

猫のほのぼの話

私は猫が嫌い。

 

というのも、幼いころ野良猫に

手をバリ掻かれて痛い目を見たから。

 

そんな経験から『猫は怖い』と

いう感覚が私の中に

出来上がってしまった。

 

猫は懐かないと思っていたし、

あの縦になる目が余計に怖かった。

 

しかし夫は、子どもの頃から

実家で猫を飼っていた。

 

「猫はかわいい」と夫は言っていた。

 

まあ夫婦でも嗜好の違いはあるし、

別に猫に興味のない私は

 

夫から、猫がかわいい理由を

聞かされても「ふ~ん」

程度にしか聞いていなかった。

 

夫は犬も好きだった。

 

散歩に行って犬を連れた人がいると

よく撫でさせて貰っていた。

 

夫の小学生の頃の夢は

動物園の飼育係だった。

 

動物園にも

よく連れて行ってもらった。

 

きっと動物自体が好きなのだろう。

 

私も実家で犬を飼っていたので、

犬のかわいさはよくわかる。

 

だから一緒になって

撫でさせて貰っていた。

 

結婚3年目の夏、私は体調を崩して

仕事を辞めることになった。

 

そして秋になり、専業主婦になって

初めての結婚記念日。

 

夫は、私が家にひとりで

寂しい思いをしていると思っていた。

 

そして、

あろうことか子猫を貰ってきた。

 

「ジャジャ~ン!」などと言って

子猫を披露する夫。

 

私はまるで、ちびまる子ちゃんの

ように顔に縦線。

 

「実は私・・・」と話したら、

今度は夫の顔に縦線。

 

「でも、きっと大丈夫。

手を出してごらん」と夫。

 

両手で頂戴みたいな感じに

私が手を差し出すと、

夫は子猫をそっと私の手に乗せた。

 

あの時の感覚は

きっと一生忘れないと思う。

 

眠っている子猫はふわふわで

柔らかくて頼りなくて、

 

なんて表現すればいいか

分からないほど、かわいかった。

 

子猫を手から毛布の上に降ろすと、

モソモソっとして

顔を手でキュっと隠した。

 

フッと目を覚ました子猫の瞳は

真ん丸でクリックリで

「なになに?」って顔をした。

 

『何なのだ、この母性本能をくすぐる

しぐさと表情は!』と私は思った。

 

後はもう、猫嫌いから猫好きになる

お決まりのコース。

 

2ヶ月後にはもう1匹貰ってきて

4人家族に。

 

あれから25年。

 

その時の愛猫を見送って、今は3匹の

保護猫と子ども二人の7人家族。

 

経済的には豊かではないが、猫たちは私たちの心を豊かにしている。

 

今が幸せと言えるのは

猫たちのおかげだと思っている。

『遊歩道のベンチで豆父に甘える、地域猫の茶トラのやっくん♂』

だんだん暖かくなってきましたね。 毎年のことですが、花粉症にちょっとだけやられています。(;^ω^)

※動画の猫はうちの近所の地域猫たちです。 私たちの動画で地域猫への理解が広がってくれると嬉しいです。

 

YouTube動画はこちらから見れます

448【猫のほのぼの話】私は猫が嫌い。それを知らない夫が、結婚記念日に子猫を貰ってきた・・・

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