【猫の不思議な話】里親が決まらなかった最後の1匹の子猫。遠方の女性が貰い手に。子猫を渡す前に女性の携帯が鳴って・・・

猫の不思議な話

庭で野良猫が子猫を生んだ。

 

知り合いに地域猫の

ボラさんがいたので

母猫は捕獲して避妊手術をして

子猫は里親募集することになった。

 

子猫は4匹いて3匹はあっという間に

里親さんが決まったのだが、

なぜか最後の1匹が

なかなか決まらなかった。

 

茶トラの子で他の子に比べて

かわいくないわけでもなかった。

 

1週間ほど経って

『ネットで里親募集を見て…』

というメールが来た。

 

メールの内容を見ると

思いのほか遠方の方。

 

ちょっと迷ったが、話だけでも

聞いてみようと電話番号を送信した。

 

すぐ電話がかかって来た。

 

落ち着いた感じの声の男性だった。

 

なんでも最後に残ったうちの

茶トラの子が2年ほど前に亡くなった

愛猫に似ているらしい。

 

「すぐ貰いに行きます!」

と言われたが、もう夕方だし遠方だし

「明日の午後からお願いします」

という事になった。

 

昨日の電話は男性だったが

子猫を貰いに来られた方は

見た目40代前半の

活発そうな女性だった。

 

旦那さんが偶然ネットで

うちの茶トラの子を見つけて

すぐに連絡したらしい。

 

女性は子猫を一目見るや

「本当にモナカ(猫の名前)の小さい頃

にそっくり!」といって涙ぐんだ。

 

お茶しながらお話していると、

女性の携帯電話が鳴った。

 

女性は「すいません」と言って

電話に出た。

 

「○○ちゃん?夕方には帰れるよ。

うんうん、かわいいよ。ちゃんと

部活出てから帰っておいでよ」

どうやらお子さんからだったようだ。

 

するとまた、すぐ電話。

 

「はいはい、今仕事中でしょ、

大丈夫?うん、そっくり。

もう、泣きそうだったw。今日は

定時ね、わかった、気をつけてね」

例の旦那さんだったようだ。

 

するとまた電話。

 

「あっ、おばあちゃん。

うんうん、すごくかわいいよ。

夕方には帰れるから」

 

子猫をお渡しするとき私は自然と

「本当によかったねえ」

と子猫に声を掛けていた。

 

女性は私に何度も何度も頭を下げて

子猫を連れて帰っていった。

 

きっと亡くなったモナカくんも

大事にされていたんだろうな。

 

なんだか、 すごく温かい気持ちになった。

 

『地域猫ボラさんにごはんを貰い寛ぐ、地域猫の茶トラのやっくん♂』

今日のお話は、いい話にしようか不思議な話にしようか迷いました。 いい話でありちょっと不思議な話です。 猫と飼い主のめぐり会いってあるのかも知れませんね。

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315【猫の不思議な話】里親が決まらなかった最後の1匹の子猫。遠方の女性が貰い手に。子猫を渡す前に女性の携帯が鳴って・・・
『地域猫ボラさんにごはんを貰い寛ぐ、地域猫の茶トラのやっくん♂』今日のお話は、いい話にしようか不思議な話にしようか迷いました。いい話でありちょっと不思議な話です。猫と飼い主のめぐり会いってあるのかも知れませんね。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーねこぬこにゃんこは、愛知県尾張地方のかわいい地域猫とほのぼのする...

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