うちはかなりの田舎。
ご近所も猫飼いが多くて、
おばあちゃんたちは猫を引き連れて
畑仕事に精を出している。
にしても、おばあちゃんと猫という
取り合わせは
見ているだけで和んでしまう。
うちも『あさき』という、
まだら猫♀を飼っていた。
あさきは根っからのハンターで
忍耐強かった。
こんなエピソードがある。
お隣も猫を飼っているのだが、うちの
あさきがお隣の庭にお邪魔して、
朝から夕方までモグラが通るのを
待っていたらしい。
お隣の奥さんからは
「あさきちゃんは本当に忍耐強いね」
と褒められたりしていた。
そんなあさきは、ちゃんとお隣から
モグラを捕まえてきて、家の中で
解き放ってくれました。( ゚Д゚) ヤメテー!
じゅうたんを捲れば、トカゲのミイラ、
毎晩夜中にヘビやGなどなど、
暗い中トイレに行くのが怖かった
くらいです。((;゚Д゚))ガクブル
そんなハンターな、あさきも
歳を重ねるごとに少しずつ
おとなしくなっていった。
そんなある日、うちの庭に衰弱した
若いオス猫が迷い込んで来た。
放って置けなくて
うちで世話をすることになった。
オス猫は少しずつ回復していき
元気になっていった。
でも、なぜかそのオス猫が来てから、
老齢のあさきは逆に
どんどん衰弱していった。
家族で「明日にはあさきを病院に
連れて行こう」と話した。
夜が明けて、私はあさきを病院に
連れていく準備をしていた。
しかし、家中捜してもあさきの姿を
見つけることは出来なかった…。
その日、元気になったオス猫は
あさきの猫ベッドの前に
ただじっと黙ってしばらく座っていた。
その夜、私は夢を見た。
近所の小さい広場にたくさんの猫が
集会をしていて、
虹の橋を渡る順番待ちをしていた。
その猫たちに、あさきを知らない?と
聞いたら
『あさきはまだ来てないよ』
と教えてもらうというものだった。
その次の日、今度は娘が夢を見た。
娘が見た夢は、あさきが白猫になり、
たくさんの猫を従えて
家中走り回ってから、
外に出て行くというもの。
その次の日、また私がこんな夢を見た。
私が寝ている胸の上に、あさきが
いつものように乗って来た。
『良かった‼️戻って来たから病院に
連れていける‼️』と私はあさきを
撫でながら安心して眠るという夢。
目が覚めたら、あさきは居なかった。
最後に挨拶に来てくれたのか…と
納得した。
あの時、夢のなかで
撫でた感触は一生忘れないだろう。
まったく根拠はないのですが、
私が夢に見たたくさんの猫たちと、
娘が見たあさきが従えていた
猫たちは同じ猫たち
だったのかなあと思った。
あさきちゃん、私はあなたに
会えて幸せでした。
また会える日を楽しみにしています。
『イメージに合う地域猫ちゃんがいなかったので、地域猫時代のこあら♂の過去動画を使いました。』
今日のお話は、メリー仔牛の さんのお話を元に動画を作らさせていただきました。 メリー仔牛の さん、お話提供ありがとうございました。m(__)m 動画の最後はメリー仔牛のさんの愛猫あさきちゃん♀の写真です。 *動画の猫はうちの近所の地域猫たちです * 私たちの動画で地域猫への理解が広がってくれると嬉しいです。 |
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