【猫のほのぼの話】 兄弟のような 猫と息子。 息子が独り暮らしで 出ていくことに。 すると猫は寂しそうに・・・

猫のほのぼの話

うちの猫はもうすぐ20歳になる。

 

息子が生まれる1年前に

うちにやって来た。

 

可愛い黒猫で

名前はそのまんま東ではなく『クロ』。

 

シュッとした姿に反して

のんびりとして優しい性格の猫。

 

いつも息子と一緒にいて、

赤ちゃんだった息子に

 

尻尾を掴まれても

絶対に危害を加えることはなかった。

 

まるで兄弟のように

息子とクロは一緒に時を過ごした。

 

時は経ち、

そんな息子も高校を卒業し就職をした。

 

1年ほどは、

うちから通っていたのだが、

 

お金が貯まったので

もっと職場に近いアパートで

独り暮らしすることになった。

 

息子の引っ越し先はペット不可だった

ため、クロはうちに残ることとなった。

 

引っ越しの日、玄関で息子を見送る

寂しそうな顔をした

クロの姿は今も忘れられない…。

 

とは言っても、

うちと息子のアパートは

それほど離れていないので、

 

息子は月に2,3回

うちに顔を出していた。

 

息子が来るたびにクロは嬉しそうに

息子の膝の上に乗っていた。

 

そんなクロではあったが、

やはり息子がいなくなったことの

寂しさからなのか、

 

それとも年齢的なものなのか、

少しずつ元気がなくなってきた。

 

眠っている時間が多くなり、

最近はどうやら耳も悪くなって

きたようだ。

 

元々、のんびりどっしりした

性格だったのだが、

 

さすがに掃除機は苦手みたいで

以前は掃除機をかけると逃げていた。

 

しかしここのところ、平然とした顔で

椅子の上で丸くなっている。

 

また前は、名前を呼んだら

「ぶみゃ~」と返事をしてくれて

いたのだが見向きもしなくなった。

 

「クロ、大丈夫かなあ。

病院に連れて行った方がいいのかなあ」

などと話し合っていた。

 

その日も息子の部屋に残された

猫ベッドでクロは眠っていた。

 

私はそんなクロを撫で、

「クロ、元気出してね」と声を掛けた。

 

スヤスヤ眠るクロに

私の声は届いているのだろうか…。

 

その日、夕飯の準備で、

私は缶詰を「パキュ!」と開けた。

 

すると、寝てたはずのクロが

バタバタとすごい勢いで走ってきて、

『スリスリぶみゃ~!』

 

いやいやいや、クロってば、

めっちゃ耳聞こえてるじゃん!w

 

私はその日、来ることに

なっていた息子に猫缶を頼み、

 

家族みんなで今日のクロの話や

思い出話で盛り上がった。

 

盛り上がるたび、息子の膝の上のクロは

耳をピクピクとさせていた。

 

クロ、もうすぐ20歳、元気です。

 

『公園でごはんを待っている、地域猫の黒猫のちょんちょん♂』

最近、ちょんちょんが遊歩道には来なくて公園でごはんを貰うようになりました。 久しぶりにちょんちょんと会ったのですが、なんと⁉ スリスリ甘えてきました。 映像も撮りましたので機会があればUPします。(*^^*)

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