【猫の不思議な話】 庭に遊びに来ていた 仲良しの茶トラと黒猫。 茶トラが突然亡くなって 1週間たった頃、 変なことに気づいた・・・

猫の不思議な話

数年前、近所の地域猫の茶トラ猫と

黒猫がうちの庭に出入りをしていた。

 

2匹は仲がよくて、いつも一緒にいた。

 

軒下に2匹分のトイレとベッドを

準備してお世話をしていた。

 

でも、2匹は仲良しなので

1匹分でもじゅうぶんだった。

 

ヤンチャな茶トラ猫と

おとなしい黒猫を見ているだけで

私は癒されていた。

 

茶トラは愛想がよくて

撫でさせてくれたが、

 

黒猫は恥ずかしがり屋さんなのか

触らせてはくれなかった。

 

そんな日々が1年半ほど続いた。

 

2年前の夏、

茶トラ猫が突然亡くなった。

 

悲しかった・・・。

 

それでも黒猫は変わらず

うちの庭に遊びに来た。

 

茶トラ猫が亡くなってから

1週間ほどたった頃、

少し変なことに気づいた。

 

うちの庭に1匹の大きなバッタが

現れるようになった。

 

調べてみたら『ショウリョウバッタ』

という名前のバッタだった。

 

玄関先や庭の敷石、

ブロック塀の上や植え込みの前。

 

それは、茶トラ猫の

お気に入りの場所だった。

 

そして、黒猫がさみしそうに

佇んでいると寄り添うように

ショウリョウバッタ。

 

おとなしいが意外にハンターな

黒猫がバッタに反応しないのが

不思議だった。

 

こんなこともあった。

 

庭で私が、ふと茶トラ猫のことを

思い出して泣きそうになった。

 

すると、顔の前に例のショウリョウ

バッタが飛んできて

「うわ~!」となった。

 

そんなショウリョウバッタも

秋に入る頃、

 

玄関先で静かに横たわり

動かなくなっていた。

 

茶トラ猫のお気に入りの場所だった

植え込みのところにお墓を作った。

 

黒猫はその様子を

私の隣でおとなしく見ていた。

 

黒猫はその日から

うちの家猫になった。

 

天気の良い暖かい日には、

茶トラ猫の好きだった場所の、

 

バッタのお墓の横で

黒猫は香箱を組む。

『地域猫ボラさんにごはんを貰って、寛ぐ地域猫の茶トラのやっくん♂と黒猫のおともだちくん♀』 動画の猫はうちの近所の地域猫たちです。

※私たちの動画で地域猫への理解が広がってくれると嬉しいです。

 

YouTube動画はこちらから見れます

439【猫の不思議な話】庭に遊びに来ていた仲良しの茶トラと黒猫。茶トラが突然亡くなって1週間たった頃、変なことに気づいた・・・

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