うちの猫は昨年の今頃、
里親募集で譲り受けた。
それ以来、預かりボラさんを
されていた方と
やり取りをしていたので、
大きくなった猫を見せに行った。
預かりボラさんは隣の市で、
車で30分ほど。
猫を交えて小一時間、
楽しい時を過ごした。
「それでは、また」という事で、
猫をキャリーに入れ
駐車場に向かう時に事件は起きた。
キャリーのロックが甘かったのか
手持ちの上蓋がパカッと開いてしまい、
驚いた猫が
パニックになり脱走してしまった。
うちの猫は人懐っこいので
パニックになっていなければ
逃げることはないので、
完全に私の不注意だ。
落ち込んでいても仕方がないので
ボラさんにも協力してもらい
探すことになったのだが、
どうしても見つからなかった。
『見つかったらすぐ連絡するから』
とボラさんからも言われ、
その日は帰ることになった。
それから毎日探しに行ったが
見つからず、手掛かりさえなかった。
私は毎日「猫が見つかりますように」
と祈っていたが
1週間経っても見つからなかった。
猫が脱走して10日が経ち、
疲れた頭でこう考えていた。
『もし帰って来たら、大好きなちゅ~る
カツオ味を1ヶ月毎日あげるから
帰って来てほしい…』
私はいつの間にか泣いていた。
そんなことを考えた2日後の朝、
預かりボラさんからの電話が入った。
地域猫の餌やりボラさんから、
私の猫とおぼしき人懐っこい子が
来ているとの連絡が入ったそうだ。
早速写真も送ってもらった。
ちょっと痩せてるような気がするが、
うちの猫にそっくりだった。
餌やり時間が午後4時と聞いて、仕事を
早退させてもらい現場に駆け付けた。
少し痩せてしまっていたが
間違いなくうちの子だった。
今度は猫をパニックにさせないように
新調した少し大きめの
キャリーに入ってもらった。
ボラさんたちにお礼を言い、
フードの差し入れをして家路についた。
もし、見つからなかったら
一生後悔したことだろう。
ボラさんたちのおかげだ、
本当に感謝しかない。
後部座席の足元のキャリーの中の
愛猫に私は言った。
「もちろん、ちゅ~るのカツオ味、
30本買ってありますからねw。」
『地域猫ボラさんにごはんを貰う、ブチ猫のタンゲくん♂、黒猫のアネさん♀、うす黒猫のチャチャ♀』
やっくんたちとは違うテリトリーの地域猫ちゃんたち。 タンゲくんは男の子ですが、優しいのか気が弱いのかアネさんにごはんを譲ってしまいます。 |
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