【猫のびっくり話】 元野良の おバカでどんくさいデブ猫。ある日、とんでもないものを 口に咥えて帰って来た・・・

猫のびっくり話

田舎では猫の外飼いが

普通だった頃の話。

 

ホワッツマイケルに出て来る

ニャジラのような、

デブ猫を飼っていた。

 

元野良猫で、うちに勝手に住み着いた。

 

ごはんをあげると走って来て

止まれずに水をこぼしたり、

 

棚に飛び上がれずスっ転んだりと

普段はおバカでどんくさい。

 

「よくこんな子が厳しい

野良の世界で生きてこられたな」

とよく夫と二人で話していた。

 

ある日、そんな

うちのデブ猫が子犬を拾ってきた。

 

目が開いたばかりの

子犬を咥えて持って来たのだ。

 

『うちの猫がよその子を誘拐

してきた!』と思って、

夫婦でパニックになった。

 

とりあえず私は子犬の世話、

夫は子犬がどこの子か調べるために

捜索に出かけた。

 

子犬に少し温めたミルクをあげて、

ダンボール箱のベッドを用意したら、

 

子犬と猫は二人で

仲良く引っ付いて眠ってしまった。

 

『やれやれ』と思っていたら

夫が帰ってきた。

 

どうやら捨て犬と判明。

 

うちに来た子以外に2匹いたようだが、

もうダメだったようだ。

 

軍手をはめ、スコップを持って、

既に冷たくなっていた

兄弟犬と思われる2匹を弔った。

 

うちの猫は、

『このままでは、この子もダメになる』

と思って連れて来たのだろうか。

 

おバカでどんくさいだけの猫だと

思っていたのだが、

 

なかなかどうして愛情あふれる

素晴らしい猫であった。

 

それから時が経ち、子犬もスクスク

育って猫の3倍は大きくなった。

 

犬は繋がれて庭の犬小屋に、

猫は相変わらず自由に過ごしていた。

 

それで、ときどき犬が困ったように

鳴いている。

 

だいたいそんな時は、

でぶ猫が犬小屋を占拠している。

 

犬が「ボクの家だからどいて~」と

哀願しても猫は知らん顔。

 

私が見かねて「こら~、あんたの家は

そこじゃないよ」と言うと、

「チッ」て感じで渋々出て来る。

 

犬が猫の3倍大きくなっても力関係

はいつまでも変わらないらしい。

『地域猫ボラさん宅に通ってくる、地域猫のキジトラ猫のピー助くん♂』

※動画の猫はうちの近所の地域猫たちです。 私たちの動画で地域猫への理解が広がってくれると嬉しいです。

 

YouTube動画はこちらから見れます

464【猫のびっくり話】うちの元野良のおバカでどんくさいデブ猫。ある日、とんでもないものを口に咥えて帰って来た・・・

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